長距離トラックドライバーの1日の仕事の流れ

休憩時間は自分で決められる

長距離トラックドライバーは、片道距離300キロメートルを超える目的地まで荷物を運ぶのが仕事です。運ぶ荷物や配達先はさまざまですし、トラックへ荷物を搬入したり、荷下ろしをすることもあります。長距離トラックドライバーの1日の仕事の流れですが、出社したら配達先の情報や配達する荷物を確認し、アルコールチェックを受け、車両を点検します。問題なければ荷物をトラックに搬入し、配達先に向けて出発です。到着したら必要に応じて荷下ろしを済ませます。長めの休憩を取ったら、帰りに運ぶ荷物をトラックに積み込み、会社に向けて出発します。会社に到着後は、報告書を作成して業務終了です。

このように、長距離トラックドライバーの場合、食事を取ったり、休憩したりする時間が決まっていません。指定された時間に配達先に到着するよう調整しながら、途中で休憩を取ることになります。

スケジュールが固定的な定期便と流動的なチャーター便

定期便(コース便)のドライバーなら、届け先や届ける時間がいつも同じなので、交通状況などによってルート変更があったとしても、出社してから会社に戻るまでの日々のスケジュールに大きな変化はありません。出社時間や退社時間も毎日同じですし、休憩を取るタイミングや休憩する場所もあらかじめ想定しやすいでしょう。

それに対し、チャーター便(フリー便)の場合は単発の仕事であり、その日によって配達先や配達時間が異なります。仕事の流れは定期便のドライバーと同じですが、指定された時間に配達先に到着するために、時間調整に神経を使うかもしれません。また、交通渋滞などで到着時間に遅れそうな場合には、休憩時間を短くして、深夜や早朝に長時間運転することもあります。

トラック運転手の募集に応募する場合、中型免許や大型免許を持っていると内定をもらえる可能性が高まります。